宿題

maki-no2015-01-21

毎日があっという間に過ぎて行く。
予定していた半分くらいしか終わらないまま、仕事があるし寝てしまう。
すると夢を見る。
夏休みの宿題は最後に泣きながらやるのが恒例だった人間なので、今だにそんな悪夢を見るのだけど、最近は展示に関する夢ばかり見る。
一日が72時間あればいいのに。
あ、でもなんでも後回しの私だからどうしても最後に焦ることになるのか。
じゃあ、仕方がないから24時間でどうにかしなくちゃ。


猫たちは遊んでもらえないから多少のストレスをためていて、時々うーっといいながら走り回る。
ごめんね、終ったらいっぱい遊ぼう。
私は近所のちょっと立派な銭湯に行くのを楽しみに今は黙々と制作します。

ノワール

年末というのは忙しい。
なんでこんなにばたばたするのだろうというほどばたばたしている。
あんまり忙しいと頭の中まで忙しくなっちゃって、体が追い付かなくて今日なんて夕飯を食べ終わったまま1時間くらい何もしなかった。
はたから見るとのんびりしてるねと言われるだろうけれど、頭の中はカタカタカタカタ働いていた感じ。
食べたおにぎりの包みをちーこがちゃぶ台に上がってなめているのを見てはっとした。


こんな状態になっているのは来年の2月にふたり展があるからです。
newsをご覧ください!


今回は原さんと七里さんのイベントがあります。
夢のようです。
展示もイベントもぜひご覧いただきたいです。
イベントの予約が本日から始まっています。どうぞよろしくお願いいたします。
よいものになるようがんばります。

左の耳がへんになり、音がボワボワと聞こえる。
耳鼻科に行ったけど、中耳炎でも突発性難聴でもなかった。
アレルギー性鼻炎のせいかもしれないと薬を出してもらった。
飲んでいるけど治らない。


今日は「眠り姫」のレイトショーを観に行った。
とても好きな感じの映画で最後までドキドキしながら観ていた。
人がほとんど出てこず、声と気配だけを撮っているような映画で、まるで音を見ているようだと思った。
そんなせっかくの「音」なのに、やはり私の耳はボワボワ。
帰り道、街を歩けば人の声がボワボワ、駅に着けばアナウンスも電車の音もボワボワ。
耳が勝手に効果音をこしらえてるようで、ユニークではないかとさえ思えてきた。


これは治るのでしょうか?
この個人的な効果音とずっと付き合って行くのでしょうか?
と、誰に聞いてもわからない。

ことば

夕べちーこは掛け布団の上におしっこした。
もうオトナなのでトイレはしっかり覚えているのに、時々してしまう。
いつも決まって掛け布団に。
夕べはあんまり鳴いて騒ぐので、おやつをちょっぴりやったのに、更に鳴き続けるのでとほとほな気持ちで無視していた。
それでも子猫みたいに鳴いて鳴いて歩き回っていた。
それから布団の上でしゃかしゃかしゃかしゃかし始めたので、まさか!と思ったらもう遅かった。
ベッドカバーを通過して布団カバーも楽々通過し、羽毛布団に到着してしまっていた、ちーこのおしっこ。
目を吊り上げながらバシャバシャ洗濯。
いろいろすませて見ると、寝床の向こうからじーっと見ている。
ちーこは最近目力が強くなったというか、目の表情が豊かになり、何を言いたいのかわかりやすくなった。
一緒に寝ようと言っているのだ。
いつまでも起きてぐずぐずしてる私に、ただそう言いたかったのだと思う。


いろんなイタズラをされたり、心配させられたりするけど、猫と一緒にいる時に私はよく「ああ、しあわせだねぇ」と言う。

夕方

maki-no2014-10-19

夕方、きれいな鳥の鳴き声が聞こえてきた。
あんまり聞いたことのない声。
どんな鳥だろうと窓を開けてみた。
大きさも模様も文鳥に似た鳥が、すぐそばの電柱にとまって、大きな口を開けて鳴いていた。
寝ていたはずの猫たちがそろそろと寝床から出てくる。
鳥の声にはとても敏感。
獲物を見るとてもキビシイ目をして見上げた。
あとで調べたらコガラかシジュウカラのよう。
鳴き声も調べてみたらシジュウカラが近い気がした。


昨日発売の『詩とファンタジー 秋耕号』のイラストレーション入選作のページに、入選した紙人形が載っています。 
小さく最後の方に載っているので、書店で頁をめくってみて下さい!

ありがとうございました

MM展、『水底カラ綺羅星ノ夜ヲ眺メ希フ』終了しました。
ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。


こんな無名のヘンテコ人形を作っている私を見つけ、沖縄まで呼んで下さった中井結さんにとても感謝しています。
沖縄、たった一泊しただけだったのですが、「休憩美術家協会」だから会場にずっといる必要はないので旅行に行っておいでと言って下さり、私はほとんどの時間を観光しちゃいました。
でも、路線バスに揺られてああここでおりたい、あれが見たい、あの店であれが食べたいと思いながら時間がなくて果たせなかったことをいつか果たしにまたぜひ行きたいです。
MM展は超個性的な皆さんの作品が並び、私が参加させてもらえたことが不思議なくらい刺激的で面白ーい展示でした。
思えば大きな会場に自分の紙作品を飾ってもらったことは初めてで、自分ができることは限られているけど、もう少し違ったものも作れるのではないかと、今後の課題が見えました。
そんな意味でも本当に参加できてよかったです。
中井さん、ありがとうございました!


翌週からは『水底カラ綺羅星ノ夜ヲ眺メ希フ』
山田さんは「シュトルム・ウント・ドランクッ」、ヒロカさんはニヒル牛の「海展」、私は「MM展」で3人とも予想外な展開だった今年、辿り着いたらみんなちょっとボロボロ・・・。
本当は今年みんな結構時間があるはずで決めた展示だったのです。
だけどどうしようもなく時間がなく、全然余裕がないまま制作していました。
そして、あっという間の一週間でした。
ここまでの長さに比べて、なんて呆気なく終わってしまうんでしょ。
山田さんの小さな上映会にもたくさんの方々に来て頂き、ほっとしています。
盛りだくさんの6日間は毎日がきらきらしていました。
私は展示中の一日だけ仕事をしたのですが、職場で三人展のことを考えていたら、まるで夢の中のような超非現実的な気がしました。
それくらい普段の生活とかけ離れた出来事でした。
だけど私はその夢のような世界がないとダメになってしまうと思うので、これからも必死に作り続けていくでしょう。
山田さん、ヒロカさん、ありがとうございました。
お二人と一緒に展示ができて、本当にしあわせでした。
いつも守ってくれてる気がしていました、りんごやのうさぎさん、ありがとうございました。
そしていらして下さったみなさん、本当にありがとうございました!


来年10月の個展までは余裕があるはずだったのですが、またちょっと余裕がなくなるかもしれません。
ちゃんと決まったらお知らせしますね。
ということはこれから1年、またノンストップです。
涸れ果てた泉にどうにかこうにか薬缶で水を足しながら頑張ります。

ホラー

今日は暑かったけど、もう気持ちはすっかり秋だ。


夏の間こつこつとホラー映画を録りためていた。
いろいろ全部終わったら秋の夜長にホラー映画三昧だ。
それだけがひたすら楽しみ。
お金のかからない純粋な私の趣味。
一番大好きなのは「パラノーマル・アクティビティ第2章TOKYO NIGHT」
もう何回も何回も繰り返し観ている。
なぜそんなに好きなのかというと両足骨折して車椅子のお姉さんに弟が毎日ご飯を作ってあげるのだけど、それがとても美味しそうなのだ。
パラノーマル・アクティビティはほとんどが家の中のシーンなんだけど、この第2章は日本人の家庭が舞台でその生活に恐怖がじわじわと近づいてくる。
私にはこの二人が生み出している空気がなぜかとても心地よい。
ホラー映画なのにきっちりと生活を感じられるってほかにはあんまり知らない。
わー怖かったーおしまい消去ってならない珍しい映画だと思う。


本当はこんなこと言ってる場合じゃないのだけど・・・逃避。
来週には沖縄での展示が始まります。
翌週にはりんごやさんでの展示が始まります。
両方ともたくさんの方々に見ていただきたいと思っています。
どうかよろしくお願いします。