新しい年

夕べ、お寺に初詣に出かけたらすごい人で、帰り道にたどり着くまで2時間半かかった。
夜中の2時過ぎに焼き鳥食べながらお酒飲んでる人や、豚汁を食べながら歩く人たちが山のようにいるのは不思議な光景だった。
近所のお寺なのにあまり奥までは行ったことがなかった。あちこちに小さなお堂があって、どこかに似ている気がしていたのだけど思い出した。まるで観光地の鍾乳洞のよう。
寒い真夜中の奥まったお堂まではあまり人がやって来ないようで、毎年来ているのであろう真面目な顔をした人たちが手馴れた感じでお参りして、つやつやの石を撫でて素早く次の人にかわっていった。そこだけは厳かな空気だった。焼き鳥もあつかんも豚汁もなくて。
冷え切ってしまったのでカップ酒を飲みながらの帰り道。胃からしみじみと温もった。
星がきれいで、空気がきりっとしていた。
たどり着いた家の中は8度しかなかったけれど、暖かく感じて嬉しかった。
今年は悲しい涙ができるだけ流されない年であってほしいです。
良い年になりますように。
今年もよろしくお願いいたします。