2010-02-09 ぶち 朝の新宿を歩いていたら、ビルの前のチョロチョロ流れ出る汚い水を、白黒ぶちの汚い顔した迫力の猫がなめてた。 「のど渇いてんの?」 悪いか?という顔をして、猫はまた汚い水をなめ続けてた。 そんな水を飲んでも、もはや、おなかもこわさない。 なんにも持ってないくせに、あんだけ強いのは、基本がしっかりしているから。 今日食べるものを見つけて、今日食べるものがあればいい。 人は弱い生きものですね。 ねえ、猫先輩。 白黒ぶち先輩の丸い背中に見送られて、開店前の手芸屋にむかった。