夜道

くたびれた私、夜道を急いで歩いていたら、暗さと落ち葉に隠れていた犬のフンを踏む。
ぶつぶつ文句を言いながら、公園の水場でジャーッと靴を洗う。
例えば電車の隣りの席に、考えられないようなことをする人が座ったり、「こうならなければいいな」と思うことがよく裏目に出る。
そうならなければいいなんて思うからいけないのか。もうそういうこと自体思うことをやめたらいいのか。
常々その道では踏まないといいなと思っていたのだけど、今日は空腹のあまりビスケットをかじりながら歩いていて油断してしまった。
なんだか悲しい冬の夜。