プレゼント

maki-no2011-12-23

昨日、プレゼントを買いにデパートへ行く。
時間があったからのんびりと、地下鉄の倍以上の時間をかけてバスに揺られて。
社会鍋の人たちがいっぱいいて、ああ年末ってこうだったと思い出す。
平日だけどクリスマスの買い物をする人たちでいっぱい。贈答用の包みをしてくれるお会計は長蛇の列。
みんなこの時期こんなにもプレゼントをするんだ。
ショールを持って並んでいたら、「すてきなショールね」と突然後ろから話しかけられた。
ニット帽をかぶった、エキゾチックな顔立ちの女のひと。
「本当にいい柄」と、そうっと手を伸ばしてわたしの(まだ買ってないけど)ショールを撫でていた。
彼女は靴下を4足持っていた。安い2足はプレゼント。1200いくらのは「これはわたしの。田舎じゃね、靴下なんて2足で170円なのよ」
山梨からひと月に一回東京のデパートに買い物に来るのが楽しみ。
「主人がずっと前に亡くなっちゃって。ひとりで生きてくのは本当にさびしい 」
「ナンデコンナトコデ」と思いながらも、しゃべっているとレジに並んでるのを忘れそうになる不思議なひとだった。
クリスマスから正月にかけて、夢の中にいるような、悲しすぎて心が麻痺しているような、熱にうかれているような、ふわふわと現実感のない日々を過ごす。



猫にも何かプレゼントしたくなる。
食べ物しかないな。
猫のために一番いい食べ物は生肉と生魚だと本で読んだ。
でもお腹が弱そうなので勇気がいる。
多分やらないかな。