ねこ

maki-no2013-08-28

短パンの膝小僧に秋を感じる。


涼しくなって制作に没頭しているつもりがいつの間にか机の前で寝てしまったりしている。よーく眠れるのだ。
制作しているとあっちこっちでにゃあにゃあ大きな声が聞こえ、贈り物が届けられる。
おもちゃの猫じゃらしの棒から取れてしまった部分だったり、さっき食べてきゅっと結んで捨てたはずのおまんじゅうの袋だったり。
それらが得意気な顔で運ばれて来る。
別に遊んでほしいわけではなく、気にしてほしいらしい。
横に寝転がって撫でてやると目を閉じて嬉しそうにしてるみたいに見える。
「こんなことでいいの?」と思う。
「さんまが食いたい。うなぎが食いたい」なんて言わない。
「宝石のついた首輪が欲しいの」なんて言わない。
猫の幸せについて考えてたら涙が出た。
人間とはなんと欲深なことか。


ああ、そんなことより制作制作。
後ろから寝言が聞こえるよ。