マルケス

エレンディラ』を読んでいる。
どの話も読んでいると映像がはっきりと浮かんでくる。
天使が落ちてきたり、美しい水死体があがったり、日常と結びつかないものが日常生活の中にやってくるところがいい。そして話の中の人々はそれをみんな自然に受け止める。
この頃私もまったく違うものの組み合わせが気になる。
夜に浮かぶビルとこどもの影とか、こめかみと森の小道とか、部屋と飛ぶ鳥とか。
そんなところをくすぐる話がこの本にはたくさん入っていて、読んでいるといろんなひらめきが起こる。