水分

この間、ごたごたと制作道具を入れてある引き出しを、電気をつけないで目当てのものを探り出してた。
「アレ・・・?」
目当てのものを見つけ出したら、指に水分がついてて、
「カラカラの道具入れになんか入っていたかなあ?」
と思いながら机に戻ったら血がいっぱい出ててびっくりした。
「アレ・・・?」のところで、ガラスの板をそのまま突っ込んであったもので指を切ってた。
自分が「水分」と感じたのが自分の血。
暗闇では水も血も同じようなもの。
この体の中に「水分」が流れているんだと妙に新鮮に感じたな。