１０月に入ってすぐに、ひろいものをした。 環状線沿いのビルとビルの間の狭くて汚い所に落ちていた。 缶詰めとかつくね串とか誰かにもらって、寄り添って寝ていた。 つまみ上げると、ひとつはとげみたいな小さな爪をたてた。 ひとつは目がぱんぱんに腫れて…

ぼーっと本ばかり読んでいる内に月が替わってしまった。 個展までは本を読む時間もなかったし、読む気にもならなかったから、反動で今は活字中毒者のようになってしまってる。 本の終わりが近づいてくると、読むものがなくなるのが怖くてブックオフに走る。 …

仕事場の人におでんをもらった。 袋に詰めて持たせてくれた。 夕飯にあっためて食べた。 おでんがおいしくなってくる季節。 しみじみと。 外は冷たい雨。 明日は暴風雨なのだろうか。 最近川のそばに越してきたので溢れてこないか心配。 どうかみなさんも気…

昨日個展が終わりました。いらしてくださったみなさんに感謝しています！ 月光荘のみなさんにも感謝しています！ どうもありがとうございました。 静かな画室にひとりでいるうちに、なんというか居た堪れない気持ちになってしまって、取りあえず手を動かそう…

２日は申し訳ないのですが、在廊できなくなってしまいました。 明日と土日はおりますので、ぜひいらしてくださいね！ ２日にもしも御購入を希望いただけるのならば、ホームページよりメールしていただくか、ギャラリーに名刺が置いてありますので、そちらの…

今日搬入してきました。 並べてみるといろいろ違う角度で見えてくるので、ああすれば良かったこうすれば良かったと自分批判が始まってしまうのですが、とにかく人様に見ていただいて作品は完成するので、どうか完成させるために、ぜひいらしていただきたいの…

まだまだ配布予定です。 もしもDMを置いていただける場所がありましたら、ぜひお教えください！ 宜しくお願いいたします。 水筒に冷たいアールグレイを詰めて出かける毎日。 今年の夏は地下鉄のホームも暑い。 建物の中も暑い。 水筒が必需品です。

大変遅くなりましたが、個展のご案内をHPに載せましたのでご覧下さい。 夏休みの宿題も、学生時代のレポートも、いつもいつもぎりぎりになって焦るタイプ。 ここまで来ると焦るのも通り越して「いつもの自分だ〜｣などとのんきに思ってみたり・・・。 でも、…

この間、ごたごたと制作道具を入れてある引き出しを、電気をつけないで目当てのものを探り出してた。 「アレ・・・？」 目当てのものを見つけ出したら、指に水分がついてて、 「カラカラの道具入れになんか入っていたかなあ？」 と思いながら机に戻ったら血…

数日前から、地下鉄の乗り換え途中で野菜を売っていた。 ちょっと高かったから横目で眺めて通り過ぎていた。 今日、店仕舞いらしく、見切り品をいろいろセットにして300円で売っていた。 トマトが三つ、ナスが三本、トウモロコシ三本のセットを買う。 むかし…

夏、窓を二つ開けると遠くの家や隣りの家から丸見えなので、だけど、カーテンを閉めると大変暑いので、薄暗がりで生活することを選ぶ。 薄暗がりにじっとして音楽を聴いていると、窓の外に海が広がっているような錯覚を起こす。 この風は海風で耳の中に吹き…

からだの中を光でいっぱいにするように呼吸する。 そんなことを考えながら地下鉄の階段を昇っていた。 そうしたら上の方からこどもたちのけらけらと転がるように笑う声が聞こえてきた。 「光でいっぱいにすることも、こんな笑い声でいっぱいにすることも同じ…

先週田舎に帰った。 子どもの頃、時々大きな街に出かけて、1冊か2冊本を買ってもらうのをとても楽しみにしていた。 それは今、本棚だけの部屋にいっぱいになって並んでいる。 全部覚えていて、自分の中にその世界が確実に流れているのがわかる。 最近、松谷…

もともと水を買って使う習慣はなかったし。 水を買うことはこれからもきっとない。 水道水がどこまで安全なのか本当にわからないけれども。 コップに汲んだ水を一瞬考えながら飲むのだけれども。 今日スーパーで牛乳を買おうとしたら、いつも100円以下になる…

年に1回の用事で原宿に行く。 帰りに駅のホームから明治神宮の森を見上げたら、霧のような雨が煙る中、緑が本当にきれいだった。 透明な寒天の中をのぞき込むような気持ちになった。 そう言えば去年どこかで、梅雨時の日本の緑は本当に美しい、と、どこかの…

小学生の頃に図書館で借りて、また読みたいと思った時にはボロ過ぎてお蔵入りになっており、以後探し続けていた本。 ネットで探してもヒットしなかったのに、先々週ついに発見。 遠い街の古本屋さんから届く。 鈴木義治さんの絵が好きだったので、この本を借…

作れるようで作れない、思い通りにならない影。 私が絵を描いて切り抜いて、見えない誰かが影をつける。 自分の作品のようで自分だけの作品じゃない。 今日のひとり 21 「鳥の背中に」

音楽は薬だねと昨日話をした。 絵を描きながらずっと音楽を聴いている。 料理をしながらもずっと音楽を聴いている。 眠れない夜もずっと音楽を聴いてた。 大音量でイヤフォンしたまま眠ったのだった。 今はくたくたの毎日なので音楽がなくても眠れるよ。 電…

雨の中、ヘンリー･ダーガー展に行く。 昔、ワタリウム美術館にも見に行ったので、どういうものかわかっていたはずだけど、今回のほうがぐっと自分の中に入ってきたかもしれない。 私も変わったのだと思った。 展示されていた以上のものを自分のためだけに描…

高円人展終わりました。 小さなノートにメッセージを書いてくださったみなさん、どうもありがとうございました！ また宝物がひとつふえました。 3月の地震の翌日以降、何があるかわからないから、もしかしたらこのままこのアパートは潰れてしまい、いろんな…

搬入に行って、今日は仕事だったのでまだ始まってから足を踏み入れていないんだけど。 今回は参加者がいまいち集まりにくく、もう埋まっているだろうなあと思っていた場所がまだがらがらに空いていたので、だーっと並べて絵を掛けさせてもらった。 いろんな…

なぜだかいろんなことがあって、「いっぱいいっぱい」ってこういうことって感じの毎日です。 泣いたりどきどきしたり不安になったり。 でも笑ったりもしています。 笑えるのだからまだ頑張れるのだろうと、落ち込む時にはいつも考えます。 明日搬入して明後…

今月末から始まる高円人展に参加します。 2006年に出品して以来。 あの時は立体でしたが今回はpaper dollsを出す予定。 それもまだ作品が出来上がりきってない・・・。 でも、大丈夫。きっと大丈夫・・・多分。 心をこめて私の人形を。

通勤途中の公園の端っこにずっと花水木だと思っていた木があって、白い柔らかな花がちょっと横向きに咲いている。 それはまるで白い鳥が飛ぶように見えて、花がみんな開いた様子はたくさんの鳥たちがいっせいに飛び立って行くようだった。 そんな頃になって…

11日の日から、制作する気になれず本ばかり読んでいた。 この間のペーパードールはもうずっと前に出来上がっていたもの。 昼の明るい光の下で撮ったら、「イラストレーター使ったみたい」とか言われる写真になってしまった。そんな技術、私にはないの。 最近…

ピッツバーグ出身の若者、ジョーがやって来て、不安そうにこう言った。 「ぼくたち、大丈夫ですよね」 「若者よ、この地球へようこそ」わたしは答えた。 「夏は暑く、冬は寒い。地球は丸く、水も人間も豊富だ。ジョー、ここでの寿命はたかだか百年くらいじゃ…

毎日地震でもないのに揺れているような気がしていて、それは周りの人も同じで、みんな「眩暈がする」と言っている。 夕べ髪を洗っていたら、とんでもなく揺れている気がして、「地震だ」と思って頭を上げたら何も揺れていない。 風呂から出たら完全に船酔い…

仕事からの帰り道、声じゃない声に呼び止められた。確実な存在感。 なつかしい友達。 辺りを見回すと柵の中、奥の方に笑ってるみたいにそっといた。 一本の沈丁花。 世界で一番好きな香りに、今年もまた私は会えたよ。 気がつけば東京は今、いろんな花が咲い…

お休みで家にいました。 いつもの地震で、すぐにおさまるだろうと本棚を押さえていたのですが、あまりにも長く続き、段々揺れが大きくなるので慌てて裸足のまま家を飛び出しました。 隣りの古い民家の屋根の瓦ががらがらと落ちていくのが見え、大きく揺れる…

ここ数日、くしゃみと鼻水が止まらない。 今年の花粉はいつもの数倍と聞いているから、もう10年以上花粉にやられていない自分もなってしまったのか？ 職場にはこんなグスグスしている人はいないし、電車の中でもそれほど見かけない。 どうしてこんなにまで今…